腕が重だるい。力が入らない。胸郭出口症候群でお悩みの方へ

query_builder 2022/10/20
保険治療整体
A5E75FA6-83C6-4D13-B325-24B79A7305B3

...

こんにちは
つむぎ整骨院 Tsumugi.です
本日は症例系の投稿
"胸郭出口症候群" について 🙋🏻‍♂️

胸郭出口症候群とは

腕神経叢の圧迫あるいは牽引に起因する
神経・血管症状を主体とする疾患です
障害部位は神経が最も多く80%
続いて静脈が15% 動脈が5%程度となっています
男女比では女性に多く20-40代に好発します

主な症状としては
・肩から腕全体へかけての脱力感
・力が入りにくい
・重だるさ
・違和感   等が出現します 😞

棘上筋や棘下筋が障害されることにより
肩関節外転や外旋の筋力低下が起こり
さらに肩関節の安定性が失われ
物を持つなどの動きの際に力の入りにくさが出てきます 😞

原因①斜角筋隙(斜角筋症候群)

過度な緊張を起こす原因として
頭部前方偏位などの不良姿勢により
持続的な負荷が加わることで
筋疲労が起きている場合があります
主に猫背や巻肩などの姿勢に問題があるケースです 🤔
呼吸器疾患や胸郭の縮小により
斜角筋によって努力性吸気が起きている場合も
過度な緊張を引き起こす原因となります

原因②肋鎖間隙

斜角筋隙での圧迫は
筋肉の過緊張によって第1肋骨が引き上げられることが
主な原因でしたが肋鎖間隙では反対に
鎖骨が下がることが誘因となります
そのためになで肩の女性に多く見られることが特徴です 🙋🏻‍♂️
不要な負荷を取り除き肩甲骨の位置を正しい箇所へ
戻してきいましょう 🙆🏻‍♂️

原因③小胸筋下間隙(過外転症候群)

肩関節を外転させることで
症状の憎悪が認められるため
過外転症候群とも呼ばれます
お仕事や家事などで
横から腕を上げる動作が多い肩によく出現します 🤔

● 胸郭出口症候群の臨床像

発生機序は不明な点が多く
胸郭出口部の解剖学的異常が存在すると発症しやすくなります
また上肢を酷使する職業やスポーツ・外傷や
なで肩の体型などは発生誘因となりやすいですが
姿勢不良によるケースが多い様に思えます 🤔
手の小指側の感覚異常と疼痛・
小指球・母指球の萎縮・手指の冷汗・チアノーゼ・
発汗異常・橈骨動脈触知不可などの症状を呈す場合もあり
自覚症状がとても強い反面に
それを裏付ける他覚所見に乏しいことも
胸郭出口症候群の特徴です

不安感が強い場合が多く深刻な病気なのではないかと
心配がよぎることもありますが
1つの安心材料にしていただければと思います 😞

● 胸郭出口症候群の治療方法

病院の薬物療法ではステロイド系消炎鎮痛剤は
効果が認められておりませんが
抗うつ薬・抗不安薬・自律神経調整剤で
一定の効果を示す場合があります
当院でも自律神経統合施術を
ご提供するケースも御座います 🙋🏻‍♂️
手術の適応ケースや5%程と言われております

● 斜角筋症候群のリハビリテーション

運動療法を実施していく前に
まずはどの部分で神経圧迫を受けているかを
確実に鑑別しておく必要があります
肋鎖間隙が関与している場合は
「なで肩」であることが大半なのに対して
斜角筋症候群では「いかり肩」であることが多いです

斜角筋症候群の場合は無闇に前斜角筋や中斜角筋を
マッサージすると痛みが増悪してまうため
リラクゼーションには十分な注意が必要です

自宅でも取り組めるようにやり方や方法なども
症状によってお伝えさせていただきます 🙇🏻‍♂️

● 肋鎖間隙の位置を是正する

肋鎖間隙が問題となっているかを簡単に鑑別するためには
「なで肩」か「いかり肩」かをまずは観察することが重要です 🤔
なで肩でありかつ斜角筋症候群の可能性が除外できる場合
(徒手検査による否定)に強く可能性を疑うことができます
肋鎖間隙が問題の場合はなで肩の姿勢を修正する必要であり
そのためには筋力強化やストレッチで
鎖骨や肩甲骨の位置異常を正していきます

肩甲帯筋力増強訓練の代表的な方法に
Brittが考案した運動があり
自分も手技や機能訓練に取り入れております 🙋🏻‍♂️

● 日常生活動作上の注意点

長時間のデスクワークなども
問題となっている可能性があります
座った姿勢は骨盤が後傾しやすく
立位と比較して胸椎が後彎しやすいからです
背中が丸まった状態で前方にあるパソコンの画面を見ようとすると
頸部が過伸展することになり
結果的に斜角筋は伸長位になります
筋肉は伸ばされた状態が続くと血流が悪くなり
それが長時間にわたって保持されるとコリの原因となります
リュックやショルダーバッグなどの利用は
控えるようにしていただきます
肩にかけるバッグは鎖骨の落ち込みを助長することになり
症状を増悪させる原因となるからです
小胸筋が原因となっている場合は
上肢を長時間挙上する仕事や
つり革につかまるなどの動作は控えます
挙上することで肩甲骨は上方回旋していき
小胸筋が伸長位となることで神経圧迫が強まるからです

どこが原因かなどは
実際にご症状を診させていただかないと
判断はできませんがそれぞれで最善の方法を
ご説明・施術のご提供させていただきます 🙇🏻‍♂️

#胸郭出口症候群 #加古川整骨院 #整骨院加古川

@tsumugi._seikotsuin

----------------------------------------------------------------------

つむぎ整骨院 Tsumugi.

住所:兵庫県加古川市加古川町溝之口307-2

電話番号:079-497-7072

----------------------------------------------------------------------

NEW

VIEW MORE

CATEGORY

ARCHIVE

TAG